静岡出張と健康講話

所長の高田です。                           

 

 

先週は人間ドック学会のサーベイ業務で、静岡市の人間ドック健診施設を訪問してきました。


静岡駅にもクリスマスツリーが飾られていました。

あっという間に年末だ…。


 

日本人間ドック学会は、人間ドック健診施設のレベルアップを図り、

全国の人間ドック実施レベルの底上げならびに標準化を目指す目的で、

一定以上のレベルにあると判断された施設を表彰・認定する 

「人間ドック健診施設機能評価」事業を行っています。

 

評価は大きく分けて3つの領域において行います。

 

  • 施設運営のための基本的体制
  • 受診者の満足と安心への取り組み
  • 人間ドック健診の質の確保の取り組み(精度管理)

 

それぞれの領域には細かい項目が設けられており、それぞれの項目が

実施されていることはもちろんのこと、継続的な評価・改善活動が

行われている事、つまりマネジメントシステムが機能しているか、

について厳しく評価します。

 

その評価のために、医療領域と事務領域の調査員(サーベイヤー)が

施設を訪問し、マニュアルや各会議の議事録などの書類の確認や、

実際の人間ドックの実施状況を模擬体験しながら、基準を満たしているか項目一つずつ厳しく調査していきます。

 

施設がこういった評価を受審される場合、マニュアルを揃えることで

満足されてしまうことも見受けられますが、我々サーベイヤーは、

マニュアルの作成や改善がどのような過程で行われているか、つまり

PDCAサイクルがしっかりと機能しているか、ということを見ています。

 

 

そういった細かい調査を3時間ほどで行わなければいけないので、事前に

施設側から提出された書類の内容を吟味し、当日は特に注意するポイントを頭に叩き込んでおきながら、神経を集中させて調査を行っていきます。

 

ですので、サーベイの終了後は神経をすり減らしてどっと疲れますが、

更に3、4日ほどで報告書を作成しなければいけませんので、

サーベイ業務のある週は、いつも疲労感が強く残ります。

 

ただ今回は訪問場所が静岡市という、過去に行ったことがある場所で、

また名古屋から新幹線で1時間ほどですので、移動が楽で助かりました。

 


 

これからも微力ながら予防医学分野への貢献のために、今回のような

サーベイヤーとしての業務や、論文査読・学会演題査読など、

日本人間ドック学会の活動に積極的に参加していくつもりですが、

産業医活動においても先月、三重県の産業医契約企業様において、

『がん検診』に関する健康講話を行いました。

 

労働安全衛生法では、企業における健康管理としては生活習慣病対策に

重点が置かれており、私も保健指導を積極的に行っていますが、健康管理を広く考えた場合、やはり死因の第1位である『がん』のことは避けては

通れませんので、死亡数の上位3つの『肺がん・胃がん・大腸がん』を

メインに、

 

・検診の種類

 

・検診のメリット・デメリット

 

・がん予防の生活習慣

 

などの内容について講演をさせていただきました。

 

 

検診の検査内容も様々な種類がありますが、最近のトピックスである、

 

 ・ペプシノゲン法とピロリ菌検査を組み合わせた

  「胃がんリスク検診(ABC検診)」

 

 ・CTで大腸の検査を行う大腸CT検査(CT colonography: CTC

 

についても話をさせていただきました。

 

 

特に大腸CT検査(CTC)につきましては、便検査という簡便な検査と、

大腸内視鏡検査という非常に侵襲性の高い検査を繋ぐものとして、個人的に大きく期待している検査です。

 

便潜血検査は陽性の場合、ポリープなどの発見に繋がりやすく、簡便で

ありながらも感度に優れた検査ですが、自己採取であることや癌の発生

部位によっては病変からの出血が乏しい場合があるなど、検査の限界は

あります。

 

大腸CT検査(CTC)は、精度的には大腸内視鏡検査には劣るものの、

仮想内視鏡像を再現することで大腸のかなりの細かい場所まで見ることが出来ることと、また検査前の下剤の処置が比較的軽く、検査も炭酸ガスを肛門からチューブで送気しCT撮影をするのみという、カラダへの負担が

軽いという、今までの大腸検査にはない大きなメリットがあります。

 

東海地方でも大腸CT検査を導入する医療機関が増えてきておりますので、大腸がんの家族歴がある方や、今まで便潜血陽性を指摘されたものの大腸内視鏡が怖くて精査を受けていないといった方は、一度検査を受けられることをご検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

今後も、“予防医学のプライマリ・ケア医” として広く貢献出来るよう、

幅広く活動を行っていきたいと思っています。

 


高田労働衛生コンサルタント事務所

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