世界禁煙デー ~COPDと受動喫煙~

所長の高田です。

 

 

531日は、WHO(世界保健機関)が定めた『世界禁煙デー』です。

 

喫煙による健康障害は言うまでもなく、喫煙対策は世界共通の取り組みとなっています。

 

 

喫煙による健康障害としては “がん”があまりにも有名ですが、

近年は“COPD(慢性閉塞性肺疾患)”が大きな課題となっています。

 

COPDとは、主にタバコの煙によって気管や肺に持続性の炎症を生じることで、慢性気管支炎や肺気腫といった息が吐き出しづらくなる病態の

ことです。

 

日本では40歳以上の男女のうち8.6%にCOPD疑いがあると言われており、潜在患者数は530万人と推測されていますが、治療を受けているのは

38万人程度しかいないと言われております。

 

世界的にも、2020年には死因の第3位となる病気と言われており、言わば「肺の生活習慣病」として、深刻さが増してきています。

 

喫煙者の方で、咳や痰がよく出るということは、既に慢性気管支炎の状態になっている可能性が高いため、肺気腫や慢性呼吸不全といった状態に

進行する前に、速やかな禁煙が必要です。

 

 

また喫煙による健康障害には、「受動喫煙」の問題があります。

 

喫煙者が口から吐き出す煙を『呼出煙』、タバコの先から出る煙を

『副流煙』といい、合わせて『環境タバコ煙』と呼びます。

 

この環境タバコ煙にも多くの有害物質が含まれており、喫煙者が吸い込む『主流煙』よりも多くの有害物質が存在すると言われています。

 

特に環境タバコ煙は、喫煙とは因果関係が低いと言われていた肺がんの

一つである “腺癌” の発症リスクを上げることや、多く含まれる

気道刺激性の強いアンモニアが、周りに喘息患者が居る場合に発作を

誘発させる可能性があることや、周囲に妊娠者が居る場合の胎児や

出産への悪影響などが懸念されます。

 

 

公共の場での受動喫煙対策を明記した、平成15年施行の『健康増進法』や

事業所における受動喫煙対策が昨年明記された『労働安全衛生法』など、各事業者にとっては、受動喫煙対策はもはや必須となってきております。

 

当事務所におきましても、今月のヘルスサポート通信でCOPDを

取り上げており、産業医担当事業所における安全衛生委員会でも

喫煙についての衛生講話をさせていただいております。

 

また三重県の事業所では、喫煙の健康障害についての1時間ほどの

健康講話も行いました。

 

 

個人の禁煙への取り組みと、事業所単位での受動喫煙対策への取り組み。

 

今月の「世界禁煙デー」を機会に、今一度喫煙の健康障害について、

振り返っていただければ嬉しく思います。

 

 

喫煙の健康障害に関する健康教育会開催をご希望の事業所様は、お気軽にご連絡ください。

 

 

高田労働衛生コンサルタント事務所

http://takadaoffice.jimdo.com/


高田労働衛

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