人間ドック健診指導医

所長の高田です。

 

 

昨日は三重県鈴鹿市、三重県いなべ市、名古屋市中区の3か所の事業所で

産業医活動を行い、本日は岐阜県関市と愛知県一宮市の2か所の病院で

人間ドック健診活動を行いました。

 

 

ご報告が遅くなりましたが、このたび日本人間ドック学会ならびに

日本総合健診医学会の両学会より、

 

『人間ドック健診指導医』

 

の認定をいただきました。


 

私が両学会に入会し、人間ドック健診の世界に足を踏み入れたのは、

今からちょうど10年前の、医師になって4年目の時でした。

 

その当時は、2年間の臨床研修および1年間の産業医修練を経て、

3000人規模の事業所の専属産業医を1人で行っていました。

 

産業医修練を行っていたとはいえ、4年目の医師がいきなり

3000人弱の事業所の専属産業医を希望して1人で着任したのは、

今から振り返ると、怖いもの知らずだったなと思います。

 

その産業医活動において、健診というのは業務のコアであることを

痛感し、深く取り組む必要があると思いましたので、日本人間ドック学会と日本総合健診医学会に入会し、専属産業医活動の合間を縫って、

人間ドック健診活動も開始しました。


ただ人間ドック健診については、産業医修練のような体系だった研修を

受けたわけでもなく、また研修医時代にもほとんど学んでいませんでしたので、業務や学会等の研修を通じてひたすら1人で学んでいくしかなく、

本当に苦闘の連続でした。

 

また当時は更に、名古屋市立大学の社会人大学院にも入学して研究活動も

行っていましたので、「産業医・人間ドック健診・研究活動」といった

三足のわらじといった状態で、毎日無我夢中でした。 

 

一般的に人間ドック健診の世界は、循環器科や消化器科、呼吸器科

といった臨床医学の分野の医師が、もともとの専門分野を生かしながら

後年になって取り組み始めるというケースが殆どで、私のように最初から人間ドック健診の世界に入っていくというのは、レアなケースです。

 

最初は心電図を判読することもままならず、レントゲンの読影も、

研修医時代ではほとんど救急的な内容しか学んでいませんでしたので、

最初は怖いという思いすらあり、ひたすら修練・修練の日々でした。

 

それから数年が経過し、ドック健診業務にようやくある程度の自信が

ついてきた時、産業医科大学の修学資金貸与制度の返還免除にあたる

卒後9年が過ぎようとしていました。

 

産業医活動については、専属産業医として相当濃密な経験を積むことが

出来、また労働衛生コンサルタントの資格も取り、かなりの自信はついていましたが、思い切ってこの機会に、ドック健診業務をメインに活動してみようかと考えました。

 

卒後10年を目安に、現在のような中小規模事業所の産業医活動を行って

いきたいという希望はありましたので、その前にドック健診について

更に学んでおきたいという思いがあり、専属産業医活動終了後、三重県

桑名市の山本総合病院・人間ドック室に勤務しました。

 

人間ドック室では今までやってきた業務はもちろんのこと、乳がん検診と

じん肺・石綿健診を新たな業務として行うことになり、多くのマンモグラフィ読影や、じん肺・石綿関連の症例を経験することが出来ました。

 

人間ドック室部長として勤務させていただいた2年間で、ドック健診を

産業医と並ぶ自分自身の”コア”に昇華させることができ、また毎日病院でドック健診業務を行うことに大きな喜びを感じていました。

特に、企業に所属していない近隣地域のお年寄りや地元の方々に、

がん検診や保健指導・健康教育で貢献することが出来るということは、

産業医活動時には無かった大きな喜びでした。

 

この時の経験が、産業医として労働者の方々に貢献するのはもちろんの

こと、それ以外の方々にも、予防医学を通じて広く貢献したいという

今の私のアイデンティティを作る強い出来事になりました

病院の皆様には、こういった機会を与えていただいたことを、今も本当に感謝しております。

また私のことを支えてくださった当時のドック室のスタッフの皆様にも、

心より感謝しております。生涯忘れることはありません。


 

こうして10年間、人間ドック健診活動や学会活動を無我夢中でこなして

きたことが、今回『人間ドック健診指導医』という形で評価して

いただけたことは、非常に嬉しく、また感慨深い思いになりました。

 

これに甘んじることなく、これからも謙虚に修練に努めていくことは

もちろんですが、ドック健診の世界に若い医師にもっと入ってきて欲しいと思いますので、後身の育成にも出来る限り携わっていきたく思います。

 

出来れば、ドック健診の世界に携わる若い医師には、産業医の世界も

しっかり学んでいただいて、「予防医学」というこれからの分野を

一緒に発展させていくことが出来れば嬉しい限りです。

 

 

これからもコツコツ頑張ります。

 

ありがとうございました。

 

 

 

高田労働衛生コンサルタント事務所

http://takadaoffice.jimdo.com/

 

高田労働衛

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名古屋市中区丸の内2丁目 

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